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「カンフーくん」

2008.3.28

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明日公開の「カンフーくん」を鑑賞。


監督・VFX:小田一生 脚本:大地丙太郎 アクション監督:谷垣健治 原案:山岸きくみ 出演:チャン・チュワン、泉ピン子、藤本七海、矢口真里、佐藤めぐみ、桜塚やっくん、武田真治、上野樹里、古田新太、笹野高史ほか 上映時間:1時間37分 配給:2008日/角川映画


中国の少林寺で修行に励んでいたカンフーくん。免許皆伝まであと一歩のところにこぎつけるが、最後の敵が日本にいると知り、はるばる日本へ。カンフーくんは、太極拳の達人・泉ちゃんの中華料理屋に居候しつつ、孫娘のレイコと一緒に学校に通い始めたが、ある日、学校の様子がガラリと一変し……。


見どころは、一にも二にもCGなしのカンフーくんのカンフー。7歳の少年のカラダをめいっぱい使ってくり出す切れ味鋭いカンフーは、カッコよくもあり、また、かわいらしくもある。そんなカンフーくんが、黒文部省という悪の組織と戦うというストーリーは、ヒネリなしの勧善懲悪物語であり、テイストは完全に小学生向け。ドラマ的にも演出的にも安っぽさは否めず、大人の鑑賞に耐えうるレベルにはない。


終盤になると、とたんにVFX(CGと実写の特殊合成)を駆使したスケールの大きいアクションへとサマ変わりするが、これも単に大味なだけで、かえって前半の良さをスポイルした印象(製作者の自己満足?)。できれば、余計なビジュアルに頼ることなく、最後までカンフーくんの生身のアクションにこだわり、その強さと成長をありのままの描いてもらいたかったのだが…。


とはいえ、「なぜ戦うのか…、よく考えてごらん」という問いをカンフーくんに投げかけ、カンフーくんが「ぼくはみんなのために戦うんだ」と気づくくだりは、子供たちに少なからず勇気を与えるはず。矢口真理の小学生役や、桜塚やっくんのモロにそのままぶり等々、ユーモアのセンスもおしなべて痛々しいが、小学生へのサービスと考えれば、そこはヨシとすべきだろうか。


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