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作家の島本理生/愛書日記

2004.11.21


ヘッセは良い意味で文章の古めかしさも含め、一人で静かに楽しむ読書に向いている。村上春樹「ノルウェイの森」の中で主人公のワタナベ君が、小林書店で夜明けに「車輪の下」を読む場面がある。本はいつどこで読んでも自由なのだが、人の多い屋外や移動中に読むのではなく、一人でひっそりと手にするのがヘッセはどことなく似合う作家である。

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